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パブリッククラウドを比較!AWSの優位性とは?

クラウドコンピューティングの効果的な使い方が、企業のIT環境の向上のみならず、ビジネスの戦略上でも重要になってきました。大手のパブリッククラウド会社だけでも、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)と、グローバル企業が名前を連ねています。どのサービスを利用するべきか、迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、この3社のパブリッククラウドについて比較しました。

パブリッククラウドを比較するポイント

3社の比較の前に、サービスを比べる際のポイントについて考えてみましょう。
パブリッククラウドを提供する事業者の信頼性は一つの重要な指標となります。会社の経営規模、事業としての安定性、そしてサービス利用者の数や、過去の事故情報の有無などをチェックしましょう。普段の運用も大切ですが、万が一のトラブルのときの対応も、事前に確認しておきます。例えば、なんらかの理由でサービスが停止する場合、その予告のタイミングや方法、トラブル時の連絡方法、そして障害の頻度、復旧に要する時間等の確認です。日常的にダッシュボードなどで稼働状況がどの程度の即時性で把握できるかどうかなども大切です。そしてサーバー月間稼働率などを数値で示すSLA(品質保証)についても確認しておきます。

これらは基本事項であり、前提とも言える項目です。今回比較するパブリッククラウド3社については、基準を満たしていますので、それ以外のポイントについて見ていきましょう。

3大パブリッククラウドの概要とメリット、デメリット

それぞれの特徴について見てみましょう。

Amazon Web Services(AWS)

Amazonが提供するパブリッククラウドです。2006年からサービスを開始しており、世界では売上でトップシェアクラスのユーザー数を誇ります(米調査会社のガートナー2018年8月発表、2017年の世界シェア51.8%)。ストレージ機能のほか、ビッグデータ解析などのアナリティクスツール、アプリケーションサービスやモバイルサービスなど豊富なサービスからいつでも選択して利用が可能です。安全性への配慮は、セキュリティやコンプライアンスの統制を実装し、第三者監査により検証が実施されています。

AWSの強み、ユーザーのメリットとは

AWSはサーバーやストレージなどのインフラを提供するIaaS(Infrastructure as a Service)の種類が豊富なため、パブリッククラウドによるシステムの構築では、OSやミドルウェアの制限が少ないのが特徴です。その点では、利用者側でOSを含めたソフトウェアのセキュリティ管理などまで行う必要があります。また、近年注目されているパブリッククラウド上で提供されるAIに関しては、次項で述べるMicrosoft Azureと比較すると日本語化が後れているという評価もあります。

Microsoft Azure

WindowsやMicrosoft Officeを提供するMicrosoftのパブリッククラウドです。2010年10 月に、「Windows Azure」としてサービスが開始されました。クラウドだけでなくオンプレミスでもMicrosoft Azureと同様の機能を利用することのできる「Azure Stack」が提供されていることも特長の一つです。。さらに、アプリケーションとサービスのオンライン上のマーケットであるAzure Marketplaceでは、Microsoftやそのパートナーから提供されるサービスやツールを利用することができます。

Microsoft Azureの強み、ユーザーのメリットとは

Microsoft Officeに代表されるオフィスの定番ソフトをクラウド上で提供するOffice 365サービスに力を入れており、その点ではビジネスのアプリケーションの面でパブリッククラウド環境によるオフィスワークに可能性を秘めています。また、AIへの注力度が高く、オフィスやビジネスにおけるパブリッククラウドAIの活用に近いサービスと言えそうです。
アプリケーション環境をクラウド上で運用するPaaS型(Platform as a Service)を重視しており、利用企業によっては、OSやミドルウェアの追加導入で不都合を感じるケースがある可能性があると言える点でしょう。

Google Cloud Platform(GCP)

Googleが提供するパブリッククラウドで、日本では2016年の11月から提供開始しており、先の2社よりも後発にあたります。Google検索、Gmail、Googleマップなど世界中にサービスを提供するプラットフォームがベースとなっており、AWSやAzureと同様、世界中で利用できるパブリッククラウドです。Google自身が使用している機械学習のツールを利用できることも特徴です。

GCPの強み、ユーザーのメリットとは

すでに述べたとおり、ネットワーク上で利用できる各サービスの利便性を、より使いやすく、機能的に利用できることです。ただ他の2つのパブリッククラウドと比較してシェアが低いこともあり、Web上に日本語の技術情報がAWSほど多くはないことには注意が必要です。

パブリッククラウドのメリットを比較する場合

パブリッククラウドの利用にあたってこれらのメリットを比較する場合は、自社の必要とするパブリッククラウドの各種機能と、そのサービスの強みとの相性などを考えてみます。自社と同じ業種や業務、企業規模での実績の高さなども参考にします。そしてそれらの価格体系を比較することから始めるとよいでしょう。増え続けるデータをいかに効率良く安全に、そしてコストを抑えて保管できるかという観点でのストレージ利用の他にも、機能的に不足な部分を補うアプリケーションの利用、そして、ビッグデータ解析やAIなどをビジネスに運用できるかという視点などで見てみるのもひとつです。
その点、AWSには次のようなメリットがあります。

 100種類の仮想マシン

EC2における仮想マシンの種類が豊富で、CPU、メモリー、ディスク性能・容量等で100種類を超えるインスタンスから選べます。2017年にはサービス全体で1,400以上のサービス・機能のアップデートがありました。

 安全性の高さ

AWSではセキュリティやコンプライアンスの統制を実装、第三者監査によるセキュリティやコンプライアンスについての検証が実施されています。

 コストメリット

前述のとおり、2006年からサービスを開始しており、世界では売上でトップシェアクラスのユーザー数を誇ります。利用者の増加で増えた利益率をAWSでは利用者に還元するため、過去10年間に60回以上の値下げをしています。

 利用者の多さ

インターネット上での扱い記事やテクニカルな情報が豊富に存在します。そのためコミュニティも充実しており、AWSユーザーのコミュニティ「JAWS-UG」では、技術上の疑問等がある場合に情報交換などができ、先行事例として解決法や新しいアイデアが公開されていることがあります。

 

さらに、AWSのパートナーにはシステムインテグレーター等のサービス会社が多いのも安心材料のひとつです。認定パートナーは500社以上に昇り、AWSパートナーネットワーク(APN)は、ビジネス、技術、マーケティングなどを支援する世界的なパートナープログラムで、AWSの日本担当チームから紹介することもできます。AWSの導入と運用がよりスムーズかつ効果的に推進できるので、ITスタッフが不足しているような環境下でも、AWSは安心して利用することができます。

クラウドの比較は多方面から

パブリッククラウドを検討する際は、冒頭で述べたとおり、自社の目的とサービスの合致がまず重要であり、その視点から、サービス内容について検討するべきです。料金については、サービス利用者の規模、その広がり方などから、先行きのコストメリットも考慮して検討したいものです。そして、どのような新しいサービスが期待できるかも、重要な判断材料のひとつとなります。AWSのように利用者が多いということは、その点でも期待できる要素のひとつといえるでしょう。

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