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クラウドのメリットを最大化するAWSの使い方のポイント

優れたシステムも運用方法が適切でなければ、効果を100%発揮できません。正しい情報を得て、運用について充分に理解することは、どのようなITシステムでも基本中の基本です。AWSに関しても、それは変わりません。AWSはユーザー事例が豊富で2017年には顧客の要望をベースに約1400回のサービスの更新があり、洗練されたシステムに仕上がっています。その使い方のポイントや、役立つ情報の入手方法、外部リソースの活用等について考えてみましょう。

AWSを利用する際に検討すべきこと

まず、AWSの利用に際して、以下について検討する必要があります。

AWSのビジネスサポートプランの利用

クラウドコンピューティンのグサービスを利用する際も、事業者のサポートが充実していることは重要な条件です。AWSにもサポートプランが用意されており、コースは大きく4つになります。基本的な「ベーシック」と「開発者サポート」、実用的な「ビジネス」、そしてより充実した「エンタープライズ」です。企業利用でAWSを本番環境に利用する場合は、「ビジネス」以上のサポートが推奨されます。これらを利用することで導入時や運用開始後の不安を解消できるでしょう。

外部企業への運用のアウトソース

監視や障害対応などAWSの運用代行を提供するパートナー企業も多くあります。しかし、いざ依頼するとなると、どの企業を選ぶか迷ってしまうこともあるかもしれません。基準としては、以下の2点をクリアしていることを条件にするという考え方があります。

  • アドバンスト以上のパートナーランクであること
  • AWSの認定資格の保有者がサービスにあたること

上記はサービスの提供元であるAWSが認めるパートナーランクや資格なので安心できます。

AWSのメリットを最大化する利用方法のポイント

では、AWSの利用のポイントについて見てみましょう。

AWS利用の基本

通常のオンプレミス環境の運用では、インフラの監視や障害対応、機器やライセンスの保守管理、そして外部の脅威への対策等で情報システム部門のスタッフの工数が多くかかります。AWSを利用すればインフラ部分の運用はAWSが行うため、それらの業務へのリソースの配分が少なくなり、情報システム部門の担当者はシステム開発の支援や運用にのみに集中できるというメリットがあります。

またAWSのセキュリティには、「責任共有モデル」というものがあります。Amazon EC2やAmazon VPCなどのIaaSサービスを利用する際には基本的にAWSの責任範囲は、クラウドで提供するコンピューターやストレージ、ネットワークなどのハードウェアや設備に限定されます。一方、利用者側はOSレイヤー以上のミドルウェアやアプリケーションなどのセキュリティ対策を行なう必要があります。自社でセキュリティ対策やを行なっていたサーバーやストレージなどの機器をAWSの利用に替えることで、その分のコストも下げられます。

以下は運用の基本的な内容ですが、これらのサービスを利用するだけでも、AWSのメリットを充分に得られるでしょう。

  • 監視
    AWSではAmazon CloudWatchという監視システムが用意されています。システムの状態やリソースを情報システム部門のスタッフが常時監視できるだけでなく、アラート機能なども充実しています。デフォルトの設定だけでは本番運用で不安がある場合にはパートナーの提供する監視・運用代行サービスを活用してカスタマイズを行うことをおすすめします。
  • バックアップ
    Amazon S3、拡張性と耐久性を兼ね備えたクラウドストレージにより、データ量に合わせた柔軟でスケーラビリティのあるデータストレージを利用できます。料金の支払いは格納されたデータ量の分だけですので、常に最大規模の利用を想定してオーバースペックな機器を用意しでバックアップ体制を整えていなければならないオンプレミスよりも、コストダウンを図れる可能性があります。
  • セキュリティ対策
    AWSでは、第三者監査によるセキュリティやコンプライアンスについての検証が実施されているデーターセンターとネットワークアーキテクチャを利用しています。また、「コンプライアンスプログラム」「脆弱性の報告(レポート)」などの他、セキュリティに関するサポートとして、リアルタイムのインサイトを得られるAWS Trusted Advisorを活用しましょう。
  • AWSサポート
    AWSアカウントに含まれているベーシックサポートは、すべてのユーザーが利用できます。そのほか、「開発者サポート」「ビジネスサポート」「エンタープライズサポート」が用意されているので、現在の利用規模や目的に合わせたサポートプランを選択でき、電話やチャットによる問い合わせサービスが利用できます。
  • 請求のための管理
    AWSでは請求情報の閲覧の仕組みや、管理するためのツールを用意しています。過去や現在のAWSの使用料と料金データからのコスト分析なども容易です。

このように管理・運用するシステムやツールが充実しているので、インフラ運用管理の負担もAWSで低減できる方向性が見えてくるということです。

AWSの応用的な利用

オンプレミスとAWSの利用で、実現できるシステムのそれぞれの機能を最大限に引き出すことが重要なのは言うまでもありません。AWSは独自の機能も豊富であり、パフォーマンスも高く、さらに既存のオンプレミスとの連携も可能です。重要なことは、今あるシステム資産とAWSサービスとのベストプラクティスの実現です。そのためのサービスやツールもあるため、オンプレミス資産を残しつつ、不足な部分をAWSで補足したり、強化したりするという運用も可能です。こういった運用により、ビジネスそのものの安定化や強化、スピードアップにつなげていくことができるでしょう。

AWSの応用・拡張的な使い方としては、以下のようなものがあります。

  • データの増大や繁閑に合わせた最適化や、ビッグデータ解析への応用
    データを利用した効果的なシステム運用として、ビッグデータ解析のための大量のデータの運用における、AWSでのコストの最小化、急なデータ量の増減への対応。
  • サーバーの自動起動停止や設計の見直し
    運用の結果を見ながらの設定や、新しいAWSサービスの業務へのベストな順次適用。

ビジネスの現状と目標に合わせた最適な利用を考えてこそ、クラウドやAWSのメリットが得られるということを忘れないようにしたいものです。

AWSの利用を最適化するための情報収集方法

AWSの運用を最適化するために、どのように情報を入手するのが正解なのでしょうか。

AWSのビジネスサポートプランの利用

自分で調査する時間コストを考えると、サポートプランは情報システム部門のスタッフのコア業務時間を拡大してくれることになります。サポートは最初の設計から運用、コスト削減計画、設計の見直しまでの各フェーズで利用できます。

運用のプロへのアウトソーシング

AWSの有資格者がいるようなAWS運用の支援・代行サービス事業者を利用するのも、ひとつの方法です。設計時からパートナーとして相談することで、効率的で最適なAWSの運用に最短距離でたどり着くことができます。もちろん、すべてを委託するのではなく、パートごとや役割分担などをして支援を利用する方法もあります。
AWSの運用にあたっては、AWSの運用経験豊富なスタッフとサービスを持つ支援会社を活用するということも、選択肢のひとつにできるのです。
AWS運用支援サービス

AWSの最適な利用方法を知るには正しい情報を

AWS運用のひとつの到達点は、本業へのリソース集中のために社内の作業や負担をできるだけ落とすことです。そのためにはAWSを利用するだけではなく、運用効率を高め、コストダウンを図る方法を積極的に検討することが大切です。その方法が、AWSの運用支援をしている専門性の高い外部事業者の活用です。選択肢のひとつとして、一度検討してみることをお勧めします。

※本記事の内容につきましては2018年11月時点での情報です。

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